RubyKaigi2013に参加してきた
5/30〜6/1まで、東京国際交流館で開催されたRubyKaigi2013に参加してきました。
RubyKaigiはRuby界では最大級のイベントですが、一度2011年をもって終了しています。それが今回はいろいろコンセプトを変えて復活した、ということで自分も参加してきました。
RubyKaigiについて
自分は今回が初参加なので、以前のRubyKaigiとの比較はできないのですが、他とは違うなと感じたのは以下のところ。
- 参加費が(それなりに)高い
自分はSuper Early Birdでの参加申し込みだったので¥20,000でしたが、普通に登録すると¥35,000です。国内で行われるカンファレンスとしては少々高めです。といっても海外に比べたら、まだまだ安いのですが・・・
この値段設定についてもいろいろ意見はあるようですが、RubyKaigiクラスになると、ものすごい人数が参加したいと思うわけです。しかし、そのイベントを運営しているのはあくまでボランティアの人たちですので、そういった状況もあって「この値段を払ってでも参加したい」と思わせるコアなRubyistを呼びたかったのではないかな?と想像しています。
- メイン言語は英語
@kazuhisa1976氏曰く「世界を対象としたRubyのカンファレンスが、たまたま東京で開催された」
今回のRubyKaigiはインターナショナルカンファレンスとして開催されたので、英語がメイン言語です。公式サイトも英語ですし、セッションのほとんどが英語です。また、参加者も600人ほどいたそうですが、そのうち100人ほどが海外からの参加です。日本人スピーカーの場合に、日本語でセッションを行うこともありましたが、海外の人向けに日本語から英語への同時通訳(!)が準備されていて、このあたりもインターナショナルカンファレンスなんだなーとおもったことろです。
セッションについて
個人的に記憶に残ったセッションは
- The Future of JRuby?
- High Performance Rails
の2つ。
JRubyのセッションではJRubyのコアメンバーである、Thomas E. Enebo氏と、Charles O. Nutter氏が登壇。JRubyの高速化などについて話をしていました。で、気になったのがスライド中あったDalvik Generationという文字!将来JRubyでDalvikVMをサポートするような日が来るんでしょうかねぇ・・・
High Performance Railsではクックパッドのエンジニア、成田一成氏によるRailsの高速化の話。超巨大なクックパッドを如何にして、パフォーマンスアップさせているかという内容。
こちらの資料にはセッションで話した内容に、キャッシュの話がプラスアルファされていますので、参考までに。
Conclusion
自分にとってはこれが初めてのRubyの大きなカンファレンスへの参加でした。最初はJavaとはまた違う雰囲気なんだろうなぁと思っていましたが、それほど大きな違いというのは正直感じませんでした。当然、自分はRubyのコミュニティには知り合いがいるわけではないので、ボッチ率高かったのですがw
ちなみにRubyKaigiは2014年も開催されるらしいです。今から楽しみですね。
RubyKaigiで撮った写真はこちらにまとめてます。 http://www.flickr.com/photos/zephiransas/sets/72157633895505417/